過激な反政府派によるバンコク封鎖という状況の中で、なんとか大会を実施することができました。
参加チームは6チームでしたが、約100名の日本人とタイ人が集まって、平和な時間を過ごせました。

前半の3試合は、A面B面ともに予選リーグです。予選リーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出します。
3チーム中の2チームですから、決勝トーナメントに進むのは簡単だと思われがちですが、実は違います。1敗でもすると、どんなに強いチームでも決勝トーナメントに進出できない可能性が出てくるのです。

このように、ジャンケンで予選の順位が決まる可能性があるため、予選の2試合を真剣にやって勝たないといけないのです。特に優勝を狙っている四十路やKBなどのチームは、予選から力が入っていましたね。
この予選リーグの結果、A面からはKBと四十路が勝ち点同数で予選を通過し、B面からはラビッツとTriam Patが決勝トーナメントに進出しました。あまり波乱のない順当な結果でした。

A面1位のKBは、B面2位のTriam Patと対戦しました。Triam Patはタイ人のチームで、身体能力が高いところが特徴です。ただ朝に弱いという弱点もあります。
もう3試合目になるので、Triam Patの動きも非常に良くなっています。しかし、初回の猛攻で一挙に6点をあげたKBが、終始試合を有利に進めて順当勝ちしました。
B面での準決勝は、A面2位の四十路とB面1位のラビッツの対戦です。第1回HSTで優勝したラビッツですが、その後は優勝から遠ざかっています。第5回大会と第9回大会で決勝に進出しただけです。一方の四十路は、大会通算5勝を上げ、これまでの大会の半数以上で決勝戦まで進んでいます。毎回、優勝候補の筆頭にあげられるチームです。
予選を1位通過したラビッツは、その勢いのままに初回に3点をゲット。しかし四十路もじわじわと得点を重ねて逆転。やはり順当に四十路が勝つかと思われました。ところが最終回にラビッツが再逆転に成功し、そのまま逃げ切りました。今大会で一番の大波乱となった一戦です。
決勝戦は、KB対ラビッツという試合になりました。前回優勝のKBは、連覇を狙ってラビッツの挑戦を受けます。ラビッツは、第9回大会で決勝に進出し、KBに敗れて以来の決勝戦。


3位決定戦は、Triam Patと四十路です。優勝を逃した四十路は気落ちしたのか、Triam Patの猛攻になすすべもなく、13対3という、こちらも大差で勝敗が決まりました。第3位はTriam Patでした。

こうして、暑い一日が終わりました。終われば勝ちも負けもなく、日本から遠く離れたタイ・バンコクで、ソフトボールが楽しめたという幸せな気分に浸ります。政治問題でぶつかり合うタイで、このような大会が行えたことに心から感謝します。
次回は、11月23日(日)に第15回HSTを行う予定です。参加したいチームの方は、ご連絡ください。また、どこかのチームに入りたいという個人の方も、ブログの上部にお知らせがありますので、そこからご連絡ください。
<大会の一コマ>





