こういう事態になったのは、長期的な洪水被害によるものです。
アーミーグランド自体は浸水被害に合わなかったものの、そこへ行くまでの道路が冠水し、大会4日前でも大型車のみ通行可という状態。
すでに強行開催を決定していたものの、さすがにアーミーグランドは無理と判断し、ラビッツ球場に変更となりました。
洪水の影響で、参加チームは当初の9チームから5チームへと少なくなりました。
メンバーの多くが所属する会社の工場が水没して、ソフトボールどころじゃないというチームもありました。
また、メンバーの住宅が浸水被害にあったチームも多かったです。
そんな中で、中止か実施かで悩みました。
仮に延期したとしても、参加チームが増えるとは思えません。
それなら、参加できるチームがある以上、参加できる人だけで大会を実施しようと決めたのです。
この判断には異論もありました。でも、被災していない人まで一緒に意気消沈していても、誰の役にも立ちません。
そう考えることにして、大会を行うことになったのです。
変則的なトーナメントになりました。
午前中は、5チームが2試合ずつ行なう予選リーグです。
そして午後は、上位3チームによる決勝トーナメント。併せて下位2チームによるブービー賞レースも行われました。
その結果、常に優勝候補とされながらも優勝から見放され続けてきたKBが、初優勝に輝きました。
強豪の四十路を破っての勝利は、参加チームが少ないながらも意味があるものです。
こうして、第9回となったHSTも無事に幕を閉じました。
昨年は赤シャツ隊の騒動があって途中中止になりましたが、今回も洪水で中止の危機。
そんな困難を乗り越えながら、へたくそソフトボールの精神を残そうと頑張っています。

第9回HST結果と反省.pdf