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2015年03月28日

第16回HST

第16回HSTは2015年3月8日(日)に、恒例のアーミーグランドで行われました。

今年は乾季でもスコールが降るなど雨が心配されましたが、無事に大会を開催することができました。

参加チームは最多の9チームでした。約100名の日本人とタイ人が集まり、ソフトボールを丸一日楽しみました。

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9チームということで、変則的なトーナメント方式となりました。

A面は4チームで予選トーナメントを行い、上位2チームが決勝トーナメントに進出します。

一方B面は5チームで予選リーグを行い、同様に上位2チームが決勝トーナメントに進出します。

両面の第3位は、5位決定戦に進みます。残りの3チームは、ブービー決定戦に臨みます。

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今回の見どころは、前回大会で初出場初優勝のソムタムズが2連覇するかどうかが最初に注目されました。

次は、前回の決勝戦で最終回に奇跡の大逆転を許したラビッツが、雪辱を果たして初回大会以来の2回目の優勝ができるかどうかも注目です。

さらに、初回大会から参戦していて未だに優勝がないタイ人チームのTriam Patが、初優勝するかどうかも期待されました。個人の身体能力は抜群なのですが、朝に弱くて、これまで十分に力を発揮できていなかったのです。

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注目の2チームが初戦から激突しました。A面の第1試合はソムタムズ対Triam Patです。A面はトーナメントなので、1回戦で敗れると決勝トーナメントに進出できません。

1回表にソムタムズが1点先行しますが、2回裏にTriam Patが3点取って支配をひっくり返します。今回のTriam Patは、いつも以上にパワフルで、いよいよ優勝するかと思われました。

しかし、なぜかここで歯車が狂い始め、エラーを連発して4回表に一挙に7点を献上し、ソムタムズが勝ちました。


ラビッツは、3回優勝経験があるKBを相手に、初回に5点取って有利に進めたものの、3回に2点、4回に3点を取られて追いつかれます。

しかしその裏、主砲の豪快なサヨナラホームランで試合を決めました。

こうして、A面では、ソムタムズとラビッツが決勝戦に進出しました。ちなみに予選の2回戦では、ソムタムズがラビッツを12対4という大差で降しました。


B面の予選は、初参加のウォーリアーズとオービーズが共に2勝して、決勝トーナメントに進出しました。

ウォーリアーズは、以前に参加したことがあるウイングスの兄弟チームでもあります。


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昼食の後は、決勝トーナメントなどが行われました。

注目される決勝トーナメントは、A面1位のソムタムズ対B面2位のウォーリアーズから始まります。

日本人会のソフトボール大会などでも当たることがある両チームですが、この日はウォーリアーズが終始優位に試合を進め、8対5で決勝戦に進出しました。

続いてA面2位のラビッツとB面1位のオービーズが対戦し、ラビッツが一方的に試合を進めて、7対0で決勝に進出することになりました。

オービーズも力があるチームですが、ちょっとムラがあるのかもしれませんね。

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決勝戦は、初参加のウォーリアーズ対ラビッツということになりました。さあ、ラビッツが前回大会の雪辱となるのか、それともまたしても2位に甘んじるのか。

初回、幸先良くウォーリアーズが3点先行します。裏のラビッツは0点。嫌なムードが広がりますが、2回裏にラビッツの打線がつながり、一挙に6点を挙げて逆転しました。

しかしウォーリアーズも粘ります。3回表に2点を取って、その差は1点に。3回裏のラビッツの攻撃が早く終わったため、試合は4回に突入です。

このシビれる状況で、ラビッツはウォーリアーズの攻撃を0点に抑え、2回目の優勝となりました。ラビッツ、おめでとう!

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一方B面では、ブービー決定戦が行われていました。まずは予選B面で4位5位の四十路とイーグルスが対戦します。

すでに5回優勝している四十路ですが、今回は気合が空回りしましたね。8対2からの最終回、オービーズに7点取られて逆転負けしたのが大きかったです。

そのウップンを晴らすかのように、イーグルスに対して初回、打つは打つはの打者3巡。なんと23点をもぎ取りました。

それでも試合を楽しむマイペースのイーグルス。タイ人のチームですが、なにせソフトボールはこの大会に参加するので初めてやったという人がほとんどです。

もう参加できることが楽しい。打ってヒットにでもなれば、なお楽しい。そんな嬉しさが伝わってきます。

最終回には負けじと5点を取り、完封を逃れました。


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ブービー決定戦は、優勝5回の四十路と優勝3回のKBという組み合わせです。しかも、負けた方がブービーです。

KBは予選で2敗しているので、3連敗ならブービー賞がもらえるし、勝てば四十路に勝ったという喜びが得られます。

互いに、「ブービー賞を譲るよ」などと言いながらも、真剣に試合に向き合っていました。さすがに優勝を重ねているチーム同士だけに、これが決勝戦でも良いのではと思えるほど、引き締まった素晴らしい試合となりました。

2回表にKBが2点を取れば、その裏に四十路が2点を取り返すという、拮抗したゲーム展開です。

4回にKBがまた2点を取り、四十路の最後の攻撃を迎えます。しかし、ここで四十路の集中力が途切れ、あえなく0点に終わってしまいました。

あとで、イーグルス戦で点を取り過ぎて疲れたからだと、敗戦の原因を分析していました。

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大会が終われば、みんなで打上げをします。

いつものイサン料理屋でビールを飲みながら、ソフトボール談義に華が開きます。

こうして無事に、第16回HSTも終わりました。もうすぐバンコクは雨季になるため、次の大会がある11月までは、練習をしながら過ごします。

次回、第17回HSTは11月22日(日)の予定。おぉ、これは「いい夫婦の日」ではありませんか。ご家族連れで、楽しみながら参加してくださいね。

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posted by PaPa at 20:54| Comment(0) | HST関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月24日

第15回HST

第15回HSTは2014年11月23日(日)に、恒例のアーミーグランドで行われました。

今年は雨季が長引いたために雨も心配されましたが、なんとか無事に大会を開催することができました。

参加チームは7チームでした。約100名の日本人とタイ人が集まり、ソフトボールを丸一日楽しみました。

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hst201411-09.jpg7チームでのトーナメント大会なので、組合せは変則的なものになっています。午前中はA面で4チームが予選トーナメントを戦います。一方B面では、3チームで予選リーグを行いました。

午後からは決勝トーナメントで、A面とB面の1位同士が決勝戦を行います。2位同士は3位決定戦で、それ以下は各順位決定戦(ブービー決定戦)を行いました。


結果は、初出場のソムタムズが、大逆転で初優勝を飾りました。
おめでとうございま〜す!\(^o^)/

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B面の予選リーグを何とかトップで通過したソムタムズですが、決勝戦の相手は、第1回HSTで優勝してからまったく優勝できなくなっているラビッツです。しかし、準優勝は多く、また今回は有力なメンバーを揃え、優勝への意気込みは並々ならぬものがありました。

hst201411-07.jpg特に午前中の予選トーナメント2回戦では、これまで5回の優勝を誇る強豪チームの四十路との試合がありました。事実上の決勝戦と思われた試合でしたが、それを逆転で勝利しています。ラビッツは最初からベンチの声援が大きく、チーム一丸となって戦っていました。

一方の四十路も、予選1回戦で宿敵である前回優勝のKBを下して勢いにのっています。
試合は、初回に四十路が3点を奪えば、ラビッツはすぐにその裏に2点を返すという展開で始まります。2回、3回と互いに0点と重苦しくなってきますが、徐々に流れがラビッツに向かいます。

hst201411-08.jpgそして迎えた4回、四十路を0点に押さえた後、ラビッツの打線が大爆発して一挙に4点を奪いました。

これでもうラビッツの勝ちかと思われたのですが、制限時間あと1分というぎりぎりのところで、次の回に入ることになりました。

hst201411-11.jpgさすがに強豪チームの四十路です。ここから脅威の粘りを見せ、2点を返してあと1点に迫ります。しかし最後は力尽き、ラビッツに勝利を譲ることになったのです。

この手に汗握る試合を制したラビッツですから、もうムードは優勝に向かってまっしぐらです。


そして決勝戦。初出場で緊張していたのか、ソムタムズは初回に6点を奪われ、ラビッツに大きく離されてしまいます。
もうそれだけで意気消沈してしまいそうなのに、さらに2回には1点を追加されます。

しかしその裏、ソムタムズの怒涛の反撃があり、なんと一挙に6点を返しました。7対6となれば、まだ何が起こるかわかりません。
しかし次の3回表、ラビッツはまたも猛攻によって6点をあげ、追い上げられた6点をすぐに取り戻したのです。

もはやこれまで、と思われた3回裏、まさかまさかの大逆転劇が始まります。
バッターボックスに立つバッターは神がかったのかと思われるほど、次々にヒットを重ねます。
また、その勢いに圧倒されたのか、あるいは目の前の優勝を意識して固くなったのか、ラビッツの守備が乱れます。

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そしてついに、1つのアウトを奪うことなく、ソムタムズに8点を献上することになったのです。
こうして、ソムタムズが奇跡の大逆転によって優勝したのでした。


ソフトボールはゲームですから、勝った負けたの争いがあります。
しかし私たちが行っているのはへたくそソフトボールです。勝つことよりも楽しむことを優先し、全員が参加することが大前提なのです。
上手い選手だけ出場させれば、勝てるかもしれません。しかし敢えて全員を出場させ、その条件の中で勝つことを目指します。
ミスは全員でカバーする。ベンチも一体となって戦う。そういうゲームを楽しんでいるのです。

異国のタイ・バンコクで、こうして1日をソフトボールに興じることができるのは、本当に幸せなことだと思います。たくさんの方々のご協力に、感謝したいと思います。


次回は、2015年3月8日(日)に第16回HSTを行う予定です。参加したいチームの方は、ご連絡ください。また、どこかのチームに入りたいという個人の方も、ブログの上部にお知らせがありますので、そこからご連絡ください。

<大会の一コマ>
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posted by PaPa at 20:26| Comment(0) | HST関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

第14回HST

第14回HSTは2014年3月9日(日)に、恒例のアーミーグランドで行われました。

過激な反政府派によるバンコク封鎖という状況の中で、なんとか大会を実施することができました。

参加チームは6チームでしたが、約100名の日本人とタイ人が集まって、平和な時間を過ごせました。
 
第14回HST集合写真 
前半の3試合は、A面B面ともに予選リーグです。予選リーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出します。

3チーム中の2チームですから、決勝トーナメントに進むのは簡単だと思われがちですが、実は違います。1敗でもすると、どんなに強いチームでも決勝トーナメントに進出できない可能性が出てくるのです。

hst201403-05.jpgそれは、勝ち点が同数の場合は、ジャンケンで順位を決めるというシステムのためです。各チームが1勝1敗だと3チームによる巴ジャンケンで順位が決まります。どこかが2勝でトップ通過すると、残り2チームは1敗ずつの状態で対戦するので、そこが引き分けだと、2チームによるジャンケンで順位が決まります。

このように、ジャンケンで予選の順位が決まる可能性があるため、予選の2試合を真剣にやって勝たないといけないのです。特に優勝を狙っている四十路やKBなどのチームは、予選から力が入っていましたね。

この予選リーグの結果、A面からはKBと四十路が勝ち点同数で予選を通過し、B面からはラビッツとTriam Patが決勝トーナメントに進出しました。あまり波乱のない順当な結果でした。
 
 
hst201403-02.jpg決勝トーナメントは、A面1位とB面2位、A面2位とB面1位という対戦で準決勝が行われます。ここからは、負けたら終わりになります。

A面1位のKBは、B面2位のTriam Patと対戦しました。Triam Patはタイ人のチームで、身体能力が高いところが特徴です。ただ朝に弱いという弱点もあります。

もう3試合目になるので、Triam Patの動きも非常に良くなっています。しかし、初回の猛攻で一挙に6点をあげたKBが、終始試合を有利に進めて順当勝ちしました。

B面での準決勝は、A面2位の四十路とB面1位のラビッツの対戦です。第1回HSTで優勝したラビッツですが、その後は優勝から遠ざかっています。第5回大会と第9回大会で決勝に進出しただけです。一方の四十路は、大会通算5勝を上げ、これまでの大会の半数以上で決勝戦まで進んでいます。毎回、優勝候補の筆頭にあげられるチームです。

予選を1位通過したラビッツは、その勢いのままに初回に3点をゲット。しかし四十路もじわじわと得点を重ねて逆転。やはり順当に四十路が勝つかと思われました。ところが最終回にラビッツが再逆転に成功し、そのまま逃げ切りました。今大会で一番の大波乱となった一戦です。
 
 
決勝戦は、KB対ラビッツという試合になりました。前回優勝のKBは、連覇を狙ってラビッツの挑戦を受けます。ラビッツは、第9回大会で決勝に進出し、KBに敗れて以来の決勝戦。

hst201403-95.jpghst201403-85.jpgところがこの試合、ラビッツはこれまでの強さがウソのようにミスを重ね、KBの猛攻もあって10対0という大差でKBが勝つことになりました。第14回HSTの優勝はKB。大会2連覇です。ラビッツも第1回大会以来の決勝進出で準優勝です。

3位決定戦は、Triam Patと四十路です。優勝を逃した四十路は気落ちしたのか、Triam Patの猛攻になすすべもなく、13対3という、こちらも大差で勝敗が決まりました。第3位はTriam Patでした。

hst201403-82.jpgブービー賞をかけたイーグルスとバーディーズの対戦は、イーグルスがねばって1勝1敗に持ち込みましたが、ジャンケンでバーディーズが勝って、ブービー賞に決まりました。
 
 
こうして、暑い一日が終わりました。終われば勝ちも負けもなく、日本から遠く離れたタイ・バンコクで、ソフトボールが楽しめたという幸せな気分に浸ります。政治問題でぶつかり合うタイで、このような大会が行えたことに心から感謝します。

次回は、11月23日(日)に第15回HSTを行う予定です。参加したいチームの方は、ご連絡ください。また、どこかのチームに入りたいという個人の方も、ブログの上部にお知らせがありますので、そこからご連絡ください。

<大会の一コマ>
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posted by PaPa at 14:52| Comment(0) | HST関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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